第25回原宿シネマ -青春を感じる映画たちvol.2-

3月31日(火)に開催した第25回の原宿シネマは、『働きマン』『宇宙兄弟』等の人気漫画を編集者として世に送り出し、作家エージェント会社・コルクを立ち上げた佐渡島庸平さんを館長にお招きしました。そんな館長が選んだ一本は、『ベティ・ブルー』。館長が高校生の頃に観て、映画にハマるキッカケとなった作品なのだそうです。打ち合わせで佐渡島館長の会社・コルクに伺った際、今までの映画鑑賞遍歴を聞いたのですが、大学生の頃には毎日のように映画館に行っていたそうで、かなりの数の上映作品の候補が出てきました。そんな映画好きの佐渡島さんに、館長として選んだ一本を編集者の視点で語ってほしく、今回館長出演のオファーをしたのでした。

開演後はすぐに館長が登場し、「高校生の頃に観て、映画にハマるキッカケとなった作品です。主人公たちの悲しみを表現したシーンは素晴らしいです。」と作品紹介した後、すぐに上映スタート。本作品は、1986年に劇場公開され、日本でも大ヒットを記録。『ディーバ』『溝の中の月』などのジャン=ジャック・ベネックス監督が手掛け、一組の恋人たちのあまりにも激しい愛の行方を、独創的な物語と映像美でつづった不朽の愛の傑作です。

上映後にはトークショーを行い、『ベティ・ブルー』の感想やお気に入りの作品などのお話しを伺った。『ベティ・ブルー』の感想から、佐渡島館長の若い頃の甘酸っぱい恋愛話が聞けたりする一幕も(笑)。その他にも、若い頃はお金がなかったために名画座に通いつめていた話や、お気に入りの作品として、『ひかりのまち』『インビクタス 負けざる者たち』『グッバイレーニン』『シーズ・ソー・ラブリー』『麦の穂を揺らす風』など、予告編を交えて紹介してもらった。好きな作品の傾向としては、「時代に翻弄されながらも、もがき生きる人の物語」なんだそうです。

また、「映画で忘れられないシーンを自分の引き出しに蓄積し、編集者の仕事に活かしている」といった話は、佐渡島館長らしく印象に残りました。お客さんがお帰りの際には、館長が編集を手掛け、コルクの契約作家である羽賀翔一さんの漫画『ケシゴムライフ』をプレゼントしました。お土産までご用意いただき、そして佐渡島館長の話をまた聞きたいと思える充実した会となりました。